Announcing Internet Explorer Developer Channel
http://blogs.msdn.com/b/ie/archive/2014/06/16/announcing-internet-explorer-developer-channel.aspx
Chrome だと canary 、Firefox だと aurora といったように、最近の主要なブラウザーではリリース バージョン (安定バージョン) の他に、開発中の機能や実験的な機能を含んだプレリリース バージョンを常時用意して、開発者や IT プロフェッショナルが近い将来に利用可能になるさまざまな機能を試したり、その機能を利用した開発が行えるようになっています。またこれらのプレリリース バージョンはリリース バージョンと同時にインストールして利用できるようになっているので、手軽に試しやすくなっています。
Internet Explorer では、IE9 以降、開発の初期にはレンダリング エンジンやスクリプト エンジンだけの Platform Preview が提供され、リリース バージョンと同時にインストール/実行が可能でしたが、開発が進むとリリース バージョンを置き換える形での提供に変更され、手軽に試すにはちょっと敷居が高かったのでした。これについては開発者や IT プロフェッショナルの希望として他のブラウザー同様にリリース バージョンとのサイド バイ サイド インストールが可能なプレリリース バージョンを望む声が高く、多くのフィードバックが寄せられていたようです。
そしてついに Internet Explorer にもリリース バージョンとサイド バイ サイド インストールできるプレリリース バージョンが登場しました。「Internet Explorer Developer Channel」です。Internet Explorer Developer Channel は IE11 と同じく、Windows 7 SP1 と Windows 8.1 で利用可能です。
Windows 7 SP1 では前提条件として、Internet Explorer 11 / Microsoft .NET Framework 4.0 (フル バージョン) / PowerShell 3 (Windows Management Framework 3.0 に含まれています) が必要です。
Windows 8.1 では、Windows 8.1 Update が適用済みである必要があります。
Internet Explorer 11 から Internet Explorer Developer Channel での変更点 (追加機能) については Dev Channel のページDev Channel のページや MSDN のサイトで詳しく説明されていますが、以下のようなものです
- F12 開発者ツールの機能強化
- WebDriver API のサポート
- WebGL の強化
- Gamepad API のサポート
Web 開発者や IT プロフェッショナルの皆さんは、ぜひ「Internet Explorer Developer Channel」をインストールし、試してみてください。。「Internet Explorer Developer Channel」は Microsoft ダウンロード センターの以下のページから入手できます (32ビット版用/64ビット版用共に入手できます)。
インストールすると、以下のスクリーン ショットのようにリリース バージョンの Internet Explorer 11 と Internet Explorer Developer Channel を同時に実行できるようになります。
NOTE : Internet Explorer Developer Channel は App-V のテクノロジーにより仮想化して実行されます。そのためネイティブで実行されるリリース バージョンに比べてパフォーマンスでは不利です。そのためパフォーマンスの計測については利用できないので、注意が必要です。
その他の注意事項や制限事項については、Internet Explorer Developer Channel FAQ のページを参照してください。
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