Windows 10 を含めて Windows 7 以降のバージョンでは、Windows をセーフモードやセーフモードとネットワークで起動した場合、管理者権限の有無を問わずどのユーザーでもサインイン(ログオン)が可能です。しかしセーフモードでは通常起動の際には自動的に動作するサービスやプログラムが起動していない状態になるため、挿入しているセキュリティ ソリューションが無効になってしまう場合があります。またセーフモードでは通常アクセスできない機能などにアクセスできる場合もあります。
こうしたことを考えると、管理者権限を持たない通常のユーザーがセーフモードでサインインできなくすることは、コンピューターのセキュリティ強化に繋がるといえます。
非管理者にセーフモードでサインインさせない設定
管理者権限を持たないユーザーをセーフモードでサインインできなくするには、以下のレジストリを構成します。
※Windows 7 / Windows Server 2008 R2 の場合は SP1 の適用が必要です
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
名前:SafeModeBlockNonAdmins
種類:REG_DWORD
データ:1
ドメイン環境であれば、このレジストリ構成をグループポリシーで配布できます。